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著書 全30冊
総発行部数1,018,100部

総発行部数は電子実売15,100部込

大人の読解力トレーニング
SB新書
2025/01/08発売

読解力をつけたい。でも、今から国語の参考書を買ってお勉強というのも気が進まない。なにしろ、もうそんな年でもない。さてどうしよう――そんな大人のみなさんが手軽に読める新書の形で、トレーニング本ができました。著書累計100万部超を誇る著者が、自身の国語専門塾で小中高生に対しこれまで指導してきた珠玉の18問を掲載。実際に答えをノートに書きながら読み進めるもよし、そこまでのことはせずに解答解説をすぐ読むもよし。いずれにせよ、あなたがこれまでに経験してこなかった「新しく深い思考体験」が、そこには待っています。中には難しい問題もありますが、そこに説かれているのはいつも「真似できる技術」であり、それこそが「ふくしま式」の真骨頂なのです。これまでふくしま式問題集等を手にしたことがない方々にはもちろん、既にふくしま式ファンである方々にも、必ずや新しい気づきが得られるはず。さあ、今すぐ「最新のふくしま式」の扉を開きましょう。

はじめに

今この本を手にしているあなたは、これまでにも「読解力」とか「国語力」とか名のつく本を手にしてきた経験がきっとあるだろう。
しかし、よく読んでみるとどうも求めていたものと違う。どこか、ものたりない。この本を読んでも読解力が身につくとは思えない。そんな経験もまた、多いはずだ。

何しろ、大人向けの国語本といえば、まず多いのが単なる「語彙」本。日常的な言い回しをちょっと品のある表現に言いかえるための語彙。また、相手を否定するような表現を肯定的に言いかえるための語彙。あるいは、やまとことばを豊かにするための語彙。こういった「語彙力」の本を、「国語力」と銘打っているケースが多い。
また、読解力と名のつく本も、「論客」とか「オピニオンリーダー」と言われるような著名人が長々と対談しているだけで、そのまま学ぶ（＝真似ぶ）ことのできるような技術・方法については触れられていないケースが多々ある。
そうかと思えば、単にさまざまな「名著」を紹介しているだけの読書案内本のタイトルが「国語力」「読解力」などとなっているケースもある。
要は、かゆいところに手が届かない本が、ちまたには溢れている。

しかし、この本は違う。
この本には、理論と経験に裏打ちされた数々の「技法」が、具体的に明示されている。
「なるほど、そうすればいいのか！」
「よし、ちょっと試してみよう」
そんな納得感と意欲が、きっと得られるだろう。
この本は、あなたの「思考」を助ける一冊だ。
日々もやもやとして答えが出せない感じがしているあなたに送る、一つの「答え」である。

そう言えば、「答えのない問い」とか「答えのない時代」といったフレーズを、よく見聞きするようになった。
たしかに、現代は価値観が多様化し、答えを見出しにくい時代である。
しかしだからといって、目の前にある最善の解決策、いわば武器を手にしないまま戦おうとするのは、無謀である。

こんなことがあるのではないか。
先輩や上司が、下の立場であるはずの自分に対して、何も教えてくれない。やり方を教えてください、と頼むと、こう言われた。お前なりのやり方を、お前なりに見つければいい。ハウツーに頼るのをやめなさい。
しかたなく「自分なりに」頑張って、「おお、これは新しい発見だ」と思ったことを上の人間に伝えたら、「そんなものは一〇年前から既にあるやり方だよ」と言われた。
だったら、最初からそれ、教えてくださいよ――。

結局、答えはあるのだ。
解決策は、事前に手に入れにくいというだけのことで、事後には手に入れることができている。
ことが終わったときに振り返り、どのように解決したのかを整理すれば、実はそれが最善の解決策だったと気づくだろう。
事後に手に入るものが事前に手に入るなら、そのほうがよいに決まっている。

この本は、あなたに解決策を提示する。
それは、あらゆる問題解決に不可欠な思考の技術である。
既にある思考法を一〇年かけて自ら見出すか。
それとも、目の前の武器を使って戦い、その先の一〇年でより強い敵と戦うか。
そういう選択である。
迷うことなく、この本を活用してほしい。

なお、この本で説明している題材、及び問いとその答えは、「ふくしま国語塾」において著者が子どもたちに対し実際に指導した内容である。
つまり、現場で磨かれたメソッドであるということだ。
当然、生徒らがよくミスするポイントやその解決策についても熟知しており、それがこの本には反映されている。
子どもがミスしやすい箇所は、大人でもミスしやすい。心して取り組んでほしい。

まずはこの本で学び、技術を日常の中で活用し、またこの本に戻る。そうやって、ブラッシュアップしていっていただければ幸いである。

福嶋隆史

（注目の小見出しピックアップ）
世界に傍線は引かれていない／解釈のクオリティを上げる方法／主張をまとめるための黄金の型／読解の正攻法はこれしかない／ＳＮＳの短い一文もこだわって読む／ＡＩに「対比関係整理」はできるのか？／「三文字のひらがな」で文は読みやすくなる／言葉が削られたテレビＣＭを読解する／東大入試に頻出する問いのパターンはこれだ／重松清の短編小説の「行間」を読む／俵万智の比喩表現を正確に言いかえる／小学生にも分かるシンプルな三段論法／河合隼雄の逆説を理由づけする／「読み手の常識」に依存してはいけない／外山滋比古の主張を理由づけする／GACKTが格付けチェックで連勝できる理由／ソシュール言語論における常識／世界とは価値の体系である

発行部数TOP10

  1. 231,500部　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［小学生版］
  2. 142,000部　「本当の国語力」が驚くほど伸びる本（電子込）
  3. 115,000部　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［小学生版ベーシック］
  4. 75,000部　ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集［小学生版］
  5. 61,000部　ふくしま式200字メソッド「書く力」が身につく問題集［小学生版］
  6. 55,000部　ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集［小学生版］
  7. 45,500部　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集２［小学生版］
  8. 40,500部　“ふくしま式200字メソッド”で「書く力」は驚くほど伸びる！（電子込）
  9. 28,000部　ふくしま式「小学生の必須常識」が身につく問題集
  10. 25,500部　国語読解[完全攻略]22の鉄則

最近の重版履歴

  • 重版の連絡があった月日を記載/同じ本は最新の重版のみ記載
  • 2025/01/09　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［小学生版ベーシック］
  • 2024/11/22　国語読解［完全攻略］22の鉄則
  • 2024/11/21　「本当の国語力」が驚くほど伸びる本
  • 2024/10/19　ふくしま式「本当の要約力」が身につく問題集
  • 2024/10/19　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［小学生版］
  • 2024/08/15　ふくしま式で身につく！国語読解力
  • 2024/08/02　ふくしま式200字メソッド「書く力」が身につく問題集［小学生版］
  • 2024/06/05　ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集［小学生版］
  • 2024/04/22　ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集［小学生版］
  • 2024/03/22　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［一文力編］
  • 2024/03/08　ふくしま式 小学生が最初に身につけたい語彙200
  • 2024/01/19　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集２［小学生版］

発行年月降順

★★★★20万部超/★★10万部超/★5万部超/★3万部超

  1. 2025年01月　大人の読解力トレーニング
  2. 2024年06月　ふくしま式「本当の漢字力」が身につく問題集
  3. 2024年04月　ふくしま式で身につく！ 国語読解力（※の本の増補改訂版）
  4. 2023年11月　ふくしま式「本当の要約力」が身につく問題集
  5. 2022年10月　思考力がある人のアタマの中身
  6. 2021年11月　「読解力」がほしい大人が小学１～６年の国語教科書でやり直す本
  7. 2020年11月　ふくしま式で最難関突破！ 男女御三家・難関校 中学入試国語を読み解く
  8. 2019年11月　ふくしま式 小学生が最初に身につけたい語彙200
  9. 2019年02月　ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［一文力編］
  10. 2018年02月　ふくしま式「本当の聞く力」が身につく問題集［小学生版］
  11. 2017年09月　国語って、子どもにどう教えたらいいの？
  12. 2017年02月★★ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［小学生版ベーシック］
  13. 2016年02月　「本当の語彙力」がグングン伸びる本
  14. 2015年12月　国語授業力を鍛える！手ごたえのある指導ができる教師の技術
  15. 2015年06月　日本語の活かし方
  16. 2015年02月★ふくしま式200字メソッド 「書く力」が身につく問題集［小学生版］
  17. 2014年10月　高校受験［必携］ハンドブック　国語読解［完全攻略］22の鉄則
  18. 2014年02月　ふくしま式「小学生の必須常識」が身につく問題集
  19. 2013年07月★”ふくしま式200字メソッド”で「書く力」は驚くほど伸びる！
  20. 2013年03月★ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集２［小学生版］
  21. 2012年08月　国語が子どもをダメにする
  22. 2012年04月★ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集［小学生版］
  23. 2011年11月　Twitterで磨く！ 20代からの「国語力」
  24. 2011年11月　スペシャリスト直伝！国語科授業成功の極意
  25. 2011年09月　難関校に合格する子の「国語読解力」※
  26. 2011年08月★ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集［小学生版］
  27. 2010年12月　「ビジネスマンの国語力」が身につく本
  28. 2010年07月★★★★ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集［小学生版］
  29. 2010年06月　論理的思考力を鍛える超シンプルトレーニング
  30. 2010年02月　わが子が驚くほど「勉強好き」になる本
  31. 2009年07月★★「本当の国語力」が驚くほど伸びる本

▼問題集/参考書

▼親・教師向け

▼教師向け

▼一般向け

低俗・悪質なamazonレビューへの見解

悪質レビューを投稿しているあなた。あなたは、裁判によって住所・氏名・メールアドレスなどの情報を開示される対象になり得ます。そして、その次には名誉毀損等で訴えられるわけです。覚悟してください。

2016/4/11　アマゾン「中傷レビュー」投稿者の発信者情報開示を命じる判決

今回は、サイト運営会社に対する1回の手続きで、IPアドレスだけでなく、氏名や住所、メールアドレスが開示されることになった。原告代理人の一人である山岡裕明弁護士（法律事務所クロス）は、弁護士ドットコムニュースの取材に「確認できるかぎり初めてのケース。意義のある判決だと考えています」と語った。この判決の影響について、山岡弁護士は「少なくとも、アマゾンに関しては1度の手続きでの権利救済の可能性が認められました。アマゾンのレビュー欄が荒らされて、傷つけられるという人が増えているなかで、迅速な被害救済につながると思います」と話していた。

https://www.bengo4.com/internet/n_4525/

低俗・悪質なアマゾンレビューとは何か？

  • 自分自身で世の中に主張を届ける力のない人間が、そういう力を持つ著名な他者の土俵を借りて自分の言いたいことを言おうとする、卑しい行為。
  • 特に、なんらかの著書を書いている本人が、その自著が売れないため、売れている著者のレビューの中でその自著を宣伝するという手法をとる、寄生行為そのものとしてのレビュー。
  • ☆マークをあえて低くせず高くすることで、アンチではないと思わせようとする、浅はかで薄っぺらい発想しか持ち得ない人間。
  • 念のため書いておきますが、私は、私の本を批判するレビューが悪質だ、と言っているのではありません。たとえ批判的なレビューであっても、本の記述をもとにし、かつ具体的な根拠をもって批判した客観的な文章ならば、かまわないわけです（その意味では、私の本を高く評価しているレビューであっても、主観的すぎる文章は”悪質”だと言えます）。
  • ありがちなパターン
    • 「この著者の本は全部読んだ。どれも同じような内容だった」→ 読んでいないから、違いが分からない。もし本当に読んだのに分からないなら、読み手の読解力不足。というか、本当に読んだのなら、全部読むほどのファンだということの証左でもある。同じだと文句を言うなら2,3冊でやめればいいのになぜ全部読むのか。謎。
    • 「難しすぎる」→ あなたの主観です（形容詞 “難しい”は主観）
    • 「簡単すぎる」→ あなたの主観です（形容詞 “易しい”は主観）

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