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指導の特長2

ただのひねくれもの、
天の邪鬼では終わらせない。
相対的思考の先で、
絶対的信念を得られる未来へ。

ただのひねくれもの、
天の邪鬼では終わらせない。
相対的思考の先で、
絶対的信念を得られる未来へ。

ひねくれ者に、
なりなさい。

私には、嫌いな歌があります。「♬友達100人できるかな」
友達が100人いる子なんて、いるのでしょうか。子どもだけではありません。大人でも、友達と呼べるのはせいぜい数人、というのが普通でしょう。
そこで私は、小学生に次のように指示します。「友達は少ないほうがよい、という書き出しで短作文を書きなさい」。もちろん、書くための型はいつものように提示します(ふくしま式・逆説型短作文)。
私には、嫌いな詩があります。「わたしと小鳥とすずと」。ご存じ、金子みすゞの詩です。「みんなちがって、みんないい」。これが、この詩のメッセージです。すなわち、多様性礼賛です。そこで私は、中高生に次のように指示します。「真の多様性は一様性からこそ生まれると言える根拠を書きなさい」。
私は日ごろ、子どもたちに言います。「きみたちは、もっとひねくれ者になりなさい。より正確に言います。ひねくれ者の思考回路を持てるようになりなさい」。
いわば、「ひねくれ教育」です。求められるのは、逆説的思考です。常識を疑うことです。たとえ95%の他者が支持する常識であっても、一度は真剣に、それを疑ってみること。
最近では、コロナ禍におけるマスクを始めとした感染対策も、95%が支持する常識でした。わが塾では当然、それらを疑う目を一度は持ってみるよう指導しました。
もちろん、常識を否定するには根拠が必要です。「それでも地球は回っている」というガリレオの主張の裏には、確かな根拠がありました。
現状の社会のありようで満足なのであれば、論理的思考力を磨く必要もありません。新たな仮説を立て、根拠を探し求め、因果関係を整理する。その先に、社会の諸問題の解決があり、希望に満ちた新時代が待っているのです。(→)

常識を手にし、
逆説を磨く。

(→)安心してください。ふくしま国語塾では、まず「常識」そのものを教えます。何しろ、子どもたちは無知です。まず、土台になる知識・常識を与えなければ、逆説化など遠い話ですから。
私が『「小学生の必須常識」が身につく問題集』を上梓したのも、知識・常識のない子どもたちがあまりに多いことへの危機感からでした。ふくしま国語塾では、話の中でちょっとした知識・常識が出てきたら、それについて「知っているか?」とたずね、知らないようならその場ですぐさま指導します。検索結果を見せながら話すこともありますし、あとで自分でよく調べるよう伝えることもあります。
そうやって「常識」を身につけさせながら、同時に逆説的思考をも磨いていく。それがふくしま国語塾のやり方です。
子どもたちが読解問題で出合う文章は、そのどれもが「逆説」を含んでいます。小説では、主人公が予想外の「非常識な」行動をとり、それによって問題を解決する。評論では、筆者独自の「非常識な」視点で常識に斬り込む。
実は、世の主張という主張は、常に逆説的なのです。常識的内容の既知の文章では読み手を引きつけることもできませんし、その文章を世に出す価値がそもそもないからです。
要するに、読解力(読む力)とは他者の逆説を理解する能力であり、文章力(書く力)とは自己の逆説を展開する能力のことである。当塾では、あらゆる指導をこうした視点のもとで行っています。
むろん、単に思考を相対化するだけであれば、それはただのひねくれもの、天の邪鬼です。真の理想は、相対的思考の先で「絶対的信念」を持てるようになることです。その境地に至るには、何十年もかかるでしょう。だからこそ、今、思考を鍛えるのです。
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